真面目女のエブリデイ日記

繊細で完璧主義の、甘くて苦いエッセンス…

本:貸しボート十三号

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うーん、なかなか恐ろしい表紙である

横溝正史の書いた中で、

読んだことのない本を読んでみた

タイトルも初めて聞いた

短編集だった

 

はじめのストーリーは湖泥というタイトル

いつもの通り僻地の集落で、

北神家と西神家という2大勢力の争い

その中で殺人事件が起きるというパターンだ

ただ今回は北神・西神という家の関係は、

本筋とは無関係であった

普通この2つの家の

血塗られたストーリーとかなんだけど、

まあ短編なのでそこまで

展開できなかったんだろうね

冒頭の何でもない会話が、

横溝正史のストーリーにおける根幹なのかな

とか想像してしまった

その何でもない会話は是非本で読んでみよう

 

タイトルになった

貸しボート十三号は青春ストーリーだ

特に印象には残らなかった

 

最後の堕ちたる天女は

登場人物が少ないので犯人もすぐ分かる

 

この話サクッと読んで分からないんだが、

鶴代は結局支配人と男女の関係だったのかな?

藍子と寝室での振る舞いがわからなかった

とあるんだけど、リリー木下とは

そういう関係だった話をしている

ちゃんと読めば書いてあるのかな?

リリー木下にはそういう感情があったのか

それなら藍子にも振る舞えるし、

そこだけがあんまりよく分からなかった

殺人のためなら恐ろしいことができると

金田一耕助が言ってるんだけど、

鶴代自身の出番が少なすぎて

もうすこし振る舞いから伝わるフラグ

みたいなのが欲しかった

 

やっぱり横溝正史

門島

犬神家の一族

八つ墓村

の3大ストーリーが偉大すぎると感じた

 

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