シャネルってとても有名で、
プレタポルテ、香水、化粧品、
その他諸々にシャネルという文字を
見ることができるだろう
そんなシャネルについて、
この前お店で隣になった
ご婦人が熱弁されていた
若いうちからシャネルを買っても
シャネルの価値なんて分かってない
高いから買ってるんだ…とね
それはそうで、
インスタ、YouTubeでセレブリティな生活を
日常的に見ることができるようになった現代、
お金持ちはすごい
→お金持ちは高いものを持っている
→高いものはすごい!
の方程式の感じが高まってきている
しかしシャネルを
本当の意味で分かるには、
ちょっとした小物やコスメでは
分からないのかもしれない
つまり、リトルブラックドレスに身を包むか、
オートクチュールの服に腕を通すことで
シャネルの本質的なものに
触れられるかもしれない、ということだ
ただシャネルに限らず
高級ブランドが自分をダイレクトに
幸せにしてくれないという気付きは、
他人から言われたとしても
ピンとこないのではないだろうか
自分がなけなしの金で
シャネルの何かを買う、
しかし買ったところで顔が変化するわけでも
自分の資産が跳ね上がったりするわけでもない
パーティーに行くような用事もない
別にシャネルって魔法みたいに
自分を幸せにしてくれるわけじゃないんだな
…これは、シャネルを買ってみてはじめて
身に染みて分かることだと思う
シャネルで幸せになんかなれないけど、
シャネルじゃ幸せにならないことを
実感するために、
人生一度くらいシャネルを買うことを、
私は悪いと思わないという話であった