真面目女のエブリデイ日記

繊細で完璧主義の、甘くて苦いエッセンス…

他に喩えが無いからだ

電車の中で

3人組だか4人組だかのおじいさんや

おばあさん達がぺちゃくちゃ話してた

 

聞きたいわけじゃないけど、

かなり大きな声で話すから聞こえちゃうわけ

そこで一つ気になったのが、

「一人旅なんて面白くないやろ‼︎」

というおじいさんの言葉だった

 

一人旅なんて面白くないのか〜と思って、

でもおじいさんのどーでもいい蘊蓄を

聞きながら車窓を見つめる旅も

面白くないよねと思った

同行者の人たちはおじいさんのことが

それはそれは大好きで面白いんだと思うけど

 

私も過去の記事にちょくちょく

旅に出たことを書いている

読んだら分かるけど、キラキラで楽しくて

新しい自分に出会える

素敵な面白い旅でしたー!なんて書いてない

 

現実は淡々と時間が過ぎるし、

電車の中でスマホ触ってるし

食事中もきゃーおいしい!なんて言ってない

側から見れば黙々と食べているだけ

あんまり美味しそうな感じも出してない

実際美味しくてもね

 

あと、一人ならではの思いというのもある

寂しいなとかつまんないなとかだ

あと、完全に自己責任ではあるが

何かをミスしたりとかで

うまくいかないこともある

 

そもそも行った土地が

そんなに好きでもない時は、

しんどいまま家に帰ったりもする

 

だからその一連の事象としてみれば、

なるほど確かに"面白くない"といえる

 

でも、一人旅っていうのは

面白くないことが面白いんじゃないかなと思う

 

どういうことかというと、

失敗したのも後々ずっと思い出になるし、

行った土地が好きじゃないことは、

もしかしたら次の機会があれば参考材料だ

そもそも旅がつまんないということであれば

"つまんなくないこと"は旅にはない、

家の中だってじゅうぶん面白いと気付ける

 

実際青春18きっぷ

各種電車の周遊きっぷの旅は、

やってる時はかなりしんどい

眠いし疲れるしボロボロだ

始発の新幹線も乗れたもんじゃない

 

そういうのも、ちょっと日が経つと

めちゃくちゃいい思い出になったりする

少なくとも行きの電車くらいじゃ

「あー!一人旅めっちゃ面白いわ!」

とはならない、なんなら帰りの電車でもね

 

後日、ゆっくり自分の中で

あれって面白かったな、が旅だと思う

同行者がいてもいなくても

 

多分面白いじゃなくて

非日常と日常の差、くらいが旅だ

それをどう解釈するかは個人に委ねられている

 

他に喩えがないから

面白い、になるんだけど

旅ってもう少し深くて、

ちょっとピリピリするものなのだ、

私はそう思う

 

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